褒賞・助成

褒賞・助成 実績

第3回 褒賞・助成の選考結果

第3回の応募の中から選考委員会による厳正な審査の結果、「杉浦地域医療振興賞」として3編、「杉浦地域医療助成」として13件が選定されました。 その概要は、以下に示す通りです。

杉浦地域医療振興賞(3編)

(1)
活動のテーマ 若年認知症の人と家族のネットワーク構築に向けて地域で支援する活動
受賞者 公益社団法人 認知症の人と家族の会
活動の内容 公益社団法人 認知症の人と家族の会(以下、「家族の会」)は34年間、つどい、会報の発行、電話相談を三本柱の活動と位置付け、変わることなく認知症の人と家族への支援を行ってきました。その中で重視してきた課題の一つが若年認知症の問題です。
 かつて、認知症といえば高齢者の問題でした。しかし、診断技術の向上で、早期診断が可能になったこともあり、近年若年認知症の人が増えています。
 若年の場合、高齢者と異なる特有の問題があります。働きたいのに働けない。経済的な困難、高齢者デイサービス等になじめず居場所がないなどです。介護家族も高齢者介護とは異なる困難があります。若年の本人は、病気についての苦悩も深く、体が元気なことから、高齢者の介護とは異なる困難があります。
 若年認知症の支援は本人支援、家族支援の両方が必要です。
 本人への支援策では、今までの仕事の継続と新しい仕事の創設、デイサービスや認知症カフェなどの居場所づくり、本人が社会に働きかける活動への援助などが課題です。認知症根治薬の開発も強い願いです。
 家族への支援では、介護家族同士の交流の場、利用できる制度の充実と周知などが課題です。
課題達成のため、全国的なネットワークの構築、つどいの充実、全国本人交流会、ホームページの充実などに取り組みます。
(2)
活動のテーマ 在宅慢性呼吸不全患者に対する訪問看護を中心とした地域連携による包括的呼吸ケアの展開
受賞者 北信ながいき呼吸体操研究会 独立行政法人国立病院機構東長野病院
活動の内容 長期にわたる援助を必要とする慢性呼吸不全患者への対応の必要性を痛感し、地域連携による医療支援体制の構築を目的に、北信ながいき呼吸体操研究会を発足した。
我々は長野県北信地域の病院、診療所、訪問看護ステーションに勤務する医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、大学研究者などの参加を得て研究会を設立し、慢性呼吸不全患者に対する地域連携による支援体制の構築およびエビデンスに基づく呼吸ケアプログラムの普及に取り組んできた。具体的には、1)慢性呼吸不全患者に対する地域連携による診療支援体制の構築とスタッフ教育、2)短期入院と訪問看護を中心とした在宅での継続支援を組み合わせた地域連携包括的呼吸ケアプログラムのクリニカルパス作成と効果検証、3)プログラム導入患者のQOL向上を目的としたレクリエーション活動の提案およびその支援などの活動を展開している。
(3)
活動のテーマ 地域多職種との地域包括ケアシステム勉強会を積み重ねて
受賞者 独立行政法人国立病院機構東名古屋病院
活動の内容 東名古屋病院は、神経内科、呼吸器内科、リハビリテーション科を含む22の診療科を擁し、従来より国の行う結核、神経難病、重症心身障がい児(者)等の政策医療を愛知県全域を主な診療圏として担ってきております。
近年では超急性期を除く一般医療を提供すると共に、亜急性期・回復期を担う病院として機能しております。具体的には、平成22年以降近隣の名古屋第二赤十字病院、愛知医科大学病院、名古屋記念病院、国立病院機構名古屋医療センター等の急性期病院との間で、FacetoFaceによる病病連携システムを構築し、ポストアキュートの機能を充実させてきているとことろです。
また、東名古屋病院は在宅医療の専門部署はおいていませんが、東名古屋病院より在宅復帰した患者および病福連携関係機関からの救急患者の受け入れ・サブアキュート機能も構築しており、一定の医療的条件のもとで誤嚥性肺炎に特化して施設からのアセスメント入院も受け入れています。
このように、東名古屋病院は超急性期医療から在宅医療及び介護・福祉までをこの地域シームレスに完結させる地域包括ケアシステムの構築を実現し、その中心的役割を担う医療機関を目指しています。

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杉浦地域医療助成(13件)

(1)
テーマ 医療―介護―住民―行政の連携を育む「コラボ☆ラボ」の全国展開とその効果の検討
助成対象者 福井大学医学部地域プライマリケア講座 講師
井階 友貴氏
報告書
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(2)
テーマ 在宅医療・地域包括ケアにおける医薬品の適切な管理と投与、そして、効果や有害事象まで含む網羅的情報の継続的共有とフィードバックシステムの構築
助成対象者 長崎大学病院 泌尿器科 准教授
宮田 康好氏
報告書
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(3)
テーマ 地域はひとつのホスピタル
~地域レベルのチーム医療で支える吸入療法~
助成対象者 群馬大学医学部附属病院薬剤部
小野 理恵氏
報告書
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(4)
テーマ 認知症介護におけるセルフヘルプ人材育成プログラムの開発研究
-多職種協働一座によるアクションリサーチ‐
助成対象者 京都大学こころの未来研究センター 上廣こころ学研究部門 特定助教
国立長寿医療研究センターもの忘れセンター脳機能診療部外来研究員
清家 理氏
報告書
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(5)
テーマ 地域における突然の看取りを支える多職種連携のための教材開発とその普及
助成対象者 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授
任 和子氏
報告書
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(6)
テーマ 都市部地域包括支援センターにおける多業種間ネットワークの構築とその活用に向けた取り組みに対する実証的研究
助成対象者 東京都健康長寿医療センター研究所
社会参加と地域保健研究チーム 研究員
野中 久美子氏
報告書
(7)
テーマ 看護と介護の連携教育
助成対象者 元学校法人 大阪滋慶学園 大阪保健福祉専門学校 学科長
高見 清美氏
報告書
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(8)
テーマ 港区医師会地域包括ケア研究会における都心の地域包括ケアシステムづくり活動
助成対象者 国際医療福祉大学 小田原保健医療学部 看護学科
成田 看護師・社会福祉士事務所
成田 光江氏
報告書
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(9)
テーマ 自分らしく生きるために地域で支え合う
―「リビング・ウィル」の啓発活動と「私の意思表示帳」の作成―
助成対象者 あがつま医療アカデミー 理事長
原町赤十字病院 副院長
内田 信之氏
報告書
(10)
テーマ 行政・福祉団体・介護事業者・医療機関間のネットワーク構築による地域包括ケアの推進
助成対象者 多可赤十字病院 院長
松浦 尊麿氏
報告書
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(11)
テーマ 禁煙支援をテーマとした多職種連携教育(IPE:Interprofessional Education)のこころみ
助成対象者 名古屋大学医学系研究科地域医療教育学講座 准教授
安井 浩樹氏
報告書
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(12)
テーマ 在宅呼吸器疾患患者に対する呼吸ケア地域連携MAP作成と呼吸ケアプログラム標準化の効果検証
助成対象者 神戸大学大学院保健学研究科 教授
石川 朗氏
報告書
(13)
テーマ 園芸福祉農園における心身リハビリテーションガーデンプログラムの開発及び実証
助成対象者 元千葉大学 環境健康フィールド科学センター
石井 麻有子氏
報告書
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